NPO法人1to1 理事長と対談

 

「情報技術を使って障がいのある方や周りの人の役に立ちたい」と行動していると、ある知人を通して、NPO法人1to1の理事長を知り合うことができた。

 

NPO法人1to1とは、「地域に暮らす障がいを持つ方々に日中活動や生活の場の提供に関する事業を行い、社会的自立に寄与すること」を目的に、平成20年、船橋に設立されたNPO法人のこと。

主な活動内容として、障がいのある方の就労支援事業・生活介護事業を行っている。

その事業所の一つである「ぶろっさむ」にお邪魔し、代表者である理事長とお話することができた。

私は障がい者であるが、障害の程度が重度ではないため、特別支援学校などではなく、一般的な学校で育ってきた。障がい者との関わりは、街や電車の中で見かける、ボランティア活動に参加するといった機会しかなく、正直、障がい者の社会事情というものを全く知らない。

そこで、その事情に詳しい理事長に、私が気になることを聞いてみた。

まずは、(私の更新が遅く)約1年前になるが、障がい者への虐待事件についてである。そもそも、この事件をニュースで知り、「たまたま、この事件がピックアップされただけで、どこの施設でも潜在的にはこの事件に近いような実情があるのでは」と思ったのがきっかけである。

「どうしてこのようなことが起こってしまうのか」

「人を支援することに対する意識やスキルが低いために、「指導員」という立場を利用して、相手を自分の思い通りにできると勘違いしてしまったことや、施設がオープンになっていないためにそのような誤った関係が放置されてしまった、などの要因がいくつも重なって、あのような事件に発展したのではないか。そのような要因をいかにして、減らしていけるかが課題であり、施設を意識的にオープンな環境にして外の目・空気を入れることは、その1つの方法であると思う。」とのこと。

訪問させて頂いた「ぶろっさむ」は、街を歩いている人から見えるようなガラス張りの事業所で、理事長の想いがひしひしと伝わってくる。

こういった事業所では、虐待といった事件は起きないだろうと私は感じた。

また、この対談の中で、きょうされんの取り組みや千葉県出身の自閉症の東田直樹さんについて、知ることができた。今後、フォローしていき、ブログ等で紹介できたらなと思う。

さいごに、障がい者が地域社会で自立していく上で「障がい者が社会にいることを普通の人々に知ってもらうこと」が大事であることを学んだ。このブログを通して、微力ながらそ一翼を担っていけたらなと思う。

時間を作って頂いた、NPO法人1to1の理事長に心より感謝。

 

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